技術解説
製作から完成まで(ロストワックス編)
公開日:2024.03.04 | 最終更新日:2024.07.29
今回はmasamuneで販売しているアクセサリーの製作過程について触れていきます。
製作方法
masamuneでは大きく分けて二つの製作方法があります。
- 彫金
- ロストワックス
今回はロストワックス製法について紹介していきます。
ロストワックスとは
はじめに、ロストワックスとは蝋燭のろうのようなワックス素材を用います。
このように貴金属よりも加工がしやすいろうで原型(マスター)を造形し、原型を石膏などの
中に仕込み、熱でろうを溶かして(ロスト)焼き固めることで鋳型が出来上がります。
さらに、ワックスが溶けて空洞ができた鋳型に溶かした金属(silver、K18等)を流し込み、
原型と同じ形状の金属を取り出す鋳造という工程で製作します。
このように鋳造することをアクセサリーを製作する人は、Cast(キャスト)と呼んでいます😌
ロストワックスのメリットは金属よりも加工しやすいワックス素材を用いることによって、
より複雑な形状を表現できることから、デザイン性の高いアクセサリーを製作することができます!
製作風景
では、実際にロストワックスを用いて製作しているところをお見せしていきます。
まず、工具は以下のようなものを使用します。
- やすり
- スパチュラ
- 彫刻刀
- カニコンパス
- ワックスペン
- アルコールランプ(ワックスを溶かす際に使用する)等、、
はじめにワックスの塊から使用する大きさを切り出します。
そして、製作する形状に合わせて削る部分の印を付けていきます。
このことをけがき作業といいます。
その後、けがいた部分を削っていきます。
今回は、龍のモチーフを製作するのでペンで顔も描いてます🐉
この時工具は、ヤスリ、スパチュラ、リューターなどを用いて削っていきます。
そして、胴体の大まかな形ができました✨
次に、頭の形も作っていきます。
ロストワックスでの製作作業を大きく分けると、
削る
盛る
このようにひたすら繰り返して理想の形に近づけていきます。
万が一、削りすぎてしまっても溶かして盛ることでやり直せるのがワックス製作の利点です。
龍のモチーフが完成しました👏
このようにロストワックス製法では、立体的で細かいデザインを作ることができます。
ここから鋳造してアクセサリーが出来上がるのですが、鋳造から仕上げまでの工程は
また後日アップさせていただきます🤗
おわりに
今回はロストワックス製法を紹介させていただきましたが、その他にも様々な技術があります。
今後もアクセサリー製作の魅力を沢山ご紹介させていただきますので、
ご一読いただけますと幸いです!
詳細
【jewelry accessory masamune マサムネ】
大分のシルバーアクセサリー製作販売「jewelry masamune(マサムネ)」
↑masamune open 紹介ブログへリンクしてます。
住所◆大分県大分市生石港園2-9-14 TAGA101
電話◆0975749339
インスタグラム◆ @masamune.apr01
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